【完】優しい彼の温もりに包まれて

「何処に行ったか分かりますか?」


忠弘さんならこの辺の土地勘あるはずだから瑠夏の居場所が分かるはず。


「此処から上に登ったったところに景色を見渡せる展望台がある。多分、そこのベンチだ。瑠夏は何かあったらいつもそこに行くから」


「分かりました。行ってみます。ありがとうございます。」


寒いから暖かい格好をしなきゃな


「頼んだぞ。瑠夏はお前にしか心を許してないからな。傍に居てやってくれ。」


忠弘さんは安心したのか微かに笑顔をみせた


「これ、瑠夏の上着だ。寒がりのくせに薄着してるはずだから着せてやって」


確かに薄着してたかも…


こんな寒い日に限って。


俺は小さく頷き暖かい格好をして瑠夏を探しに忠弘さんが教えてくれた場所へと向かった