【完】優しい彼の温もりに包まれて

「忠弘の後ろに隠れてる女の子は誰かな?」


「俺の妹なんです。すみません。急に押しかけてしまって…」


「良いんだよ。事情は忠弘から聞いてたからね。お名前教えてくれるかな?」


「沙穂…。」


「沙穂ちゃんね。忠弘、荷物置いて来たら?」


「分かった。沙穂、行くぞ」


沙穂は小さく頷いて忠弘さんに抱かれ何処かへ行ってしまった


取り残された俺…。


どうしたら良いんだ?


知らないところに一人って寂しい


「丈瑠君、夜、ゆっくりとお話出来るかい?」


「えぇ、良いですよ。俺で良ければ…。」


「ありがとう。騒がしいだろうけどゆっくりして行ってね。」


「はい。ありがとうございます」


瑠夏のおばあさん、優しそうな人で良かった