他愛のない話しをしながら学校へ向かう


クラス替えの書いてある紙は学年ごとに別々の場所に貼ってあるらしい


「あたし５組だ」


真っ先に見つけ出したあたしの名前


「あたし６組。離れたね」


あたしは５組で美春が６組


「瑠夏、美春おはよ」


あたしに声を掛けて来たのは幼なじみ


藤室咲那(ﾌｼﾞﾑﾛｻｷﾅ)


小さい頃から一緒に過ごして来た


でも、高校に入ってからは挨拶を交わす程度


「瑠夏は何組？」


「あたしは５組。咲那は？」


「１組。まぁ、よろしくね」


それだけ言うと咲那は去っていった


「瑠夏ー!!行くよ？」


美春に呼ばれ急いで教室に向かう


「お昼はお弁当一緒に食べようね」


それだけ言うと美春は教室に入っていった