咲那とのことがあってあたしのことを更に気にかけてくれるようになった丈瑠


本当に優しすぎる


「沙穂と車に乗っておくからあとは戸締まりは頼んだよ」


お父さんは沙穂ちゃんを抱き車へと向かっていた


「丈瑠?本当に良かった?せっかくのお正月なのに…」


戻って来た丈瑠に謝る


「心配すんなって。俺が瑠夏と居たいだけだし。でも、俺こそごめんな。沙穂と押しかけることになって…」


その心配はない


おばあちゃんの家って広いから何人でも止まれるの。


「さっ、早く戸締まりして行こうな?」


「うん。その前にギュッて抱きしめて?」


「おいで?」


文句も言わずに抱きしめてくれる丈瑠にあたしは嬉しくなって思い切り抱き着いた


丈瑠って温かい


凄く安心出来るんだ