「じゃあ、着替えてベッドに潜っておくね」


「分かった」


瑠夏は不安そうに部屋に戻った


さっさと片付けて行ってやらなきゃな


俺は手早く食器を洗い寒いけどシャワーを浴びて瑠夏のところへ行く


ニコッと笑って出迎えてくれた瑠夏


そんな瑠夏が可愛い


俺は瑠夏に寄り添うように布団に潜り込む


「これ愛美さんからのプレゼント」


瑠夏が俺に渡したのはペアのブレスレット


ワンポイントにクロスのデザインがあしらわれている


忠弘さんの“愛美さんからの預かり物”ってこのことだったんだ


「後で一緒にお礼を言いに行こうな?」


「うん、分かった」


「これは俺からのプレゼント」


俺は自分の荷物から小さな紙袋を渡した


「えっ…?」


俺からのプレゼントに戸惑いを隠せない瑠夏