【完】優しい彼の温もりに包まれて

「また忠弘さんとでも喧嘩しましたか?」


「なんで分かるの?」


……やっぱりな。


「俺の勘です。そして瑠夏に八つ当たりしに来たんでしょ?」


「だって、私だって何かに当たりたくもなるわよ。」


「だけど、瑠夏だけには八つ当たりしないで下さいね。あの子、ただでさえ不安定になるんですから」


それだけ言うと実頼さんは何か言いたそうに出て行った


「丈瑠ー?居るか?」


せっかく戻って座ったら次に聞こえるのは元気な圭輔の声


「静かにせろ。瑠夏、寝てるんだから」


「瑠夏、寝てるの?」


隣には心配そうな捺稀の姿


「あぁ、疲れたのと具合悪いのと重なったみたいだ」


「ちょっと無理させたかな…」


「楽しそうだったから大丈夫だろ」


ちょっと引っ掛かることあるけど後から聞いてみよう