【完】優しい彼の温もりに包まれて

「良いのよ。私達も苦には思ってないから。それに可愛い瑠夏ちゃんの為だもの。」


光莉さんは沙穂ちゃんと一緒にソファーに座る


「それに丈瑠が本気で惚れた子だし未来の丈瑠の奥さんでしょ?」


言われてみると恥ずかしい


「そういえば、お正月におばあちゃんのとこに行くんだって?」


「はい。毎年行ってますよ」


お父さんから聞いたのかな?


「丈瑠、今年は貴方も着いて行きなさい」


「…えっ、俺?」


「忠弘さんから言われたの。丈瑠も着いてきて欲しいって。」


丈瑠が居ればあたしとお母さんが喧嘩しないで済むから頼んだのかな?


「別に良いけど…」


「お母さん達は旅行に行くって行ってたから今年は行かなくて良いの」


「そういうことか…。瑠夏、俺が行っても大丈夫なのか?」


丈瑠も不安みたいだね