【完】優しい彼の温もりに包まれて

「泣かせてないよ!!いろいろと話してたの」


「瑠夏、おいで」


丈瑠はベッドに腰掛けあたしを呼ぶ


捺稀達が居るから恥ずかしいんだけどなぁ


だけど、起き上がり丈瑠に抱き着いた


丈瑠に抱きしめられてると具合悪いことも忘れられる気がするの


「相変わらず仲良いんだから。瑠夏、体調は?」

「まだ怠いかな…?」


「無理したらダメだよ」


あたしは小さく頷く


そして丈瑠はゆっくりと寝かせてくれた


ついでに濡れたタオルも乗せてくれた


「ごめんね。圭輔君?ありがとね」


「いいえ。俺、少しは役に立てたかな?」


「うん!!もちろん」


圭輔君のおかげで不安な気持ちも治まった


「2人で何を話してたんだよ?」


「内緒っ!!だよね、圭輔君?」


小さく頷いた圭輔君は丈瑠の反応を楽しんでるみたい

「えぇ~気になる!!」


捺稀もなんだかもどかしそうだ