【完】優しい彼の温もりに包まれて

「丈瑠はね、俺が初めて見た時から大人びてた。同い年なのに俺より年上に見えてさ…大人っぽいんだよな。アイツ」


確かに丈瑠は大人っぽい


「そのせいか昔から1人で居ること多かったみたいでさ。俺が話し掛けるまでは一切笑わなかったんだよね。」


あたしの前ではいつも笑顔なのにね


「大人っぽいから目立ってて…俺が話し掛けた時も最初は笑ってくれなくてさ。小さいながらも友達になりたくて頑張って話し掛けた」


圭輔君にもそんな苦労があったんだ……。


「そのうちに家が近所だって分かって丈瑠も心を許したのか遊んでくれるようになった。アイツだって本当は友達が欲しかったんだよ」


懐かしそうに話す圭輔君


「でも、瑠夏ちゃんを本気で好きになってから笑う回数が増えた。だから驚いてばっかりなんだ」


丈瑠って何を考えてるか分からない時がある