【完】優しい彼の温もりに包まれて

「う~ん、気持ちいいっ」


久しぶりに吸った外の空気


あたしは丈瑠の手を握ったまま大きく深呼吸をする


「今日はいい天気だな」


「うん。そうだね…」


「急に俯いたりしてどうした?」


心配してあたしの顔を覗く丈瑠


「…ん?丈瑠の隣に居て良いのかな?って思ってさ」


「居て良いに決まってんだろ?俺の隣は瑠夏専用だ」


改めて言われたら恥ずかしい


「瑠夏ちゃんっ。久しぶりね」


聞きたくない声がして咄嗟に丈瑠に抱き着いた


そこに立っていたのは咲那


丈瑠はあたしが咲那の顔を見ないように抱きしめてくれた


「お前…なんで此処に居る?」


「決まってんじゃん。謝りに来たの」


嘘だ…嘘だ…嘘だ!!


怖いよ…助けて。


怖くて身体全体が震えてしまう