【完】優しい彼の温もりに包まれて

「どうせ、また入院しなきゃいけないんだし退院して良いって言われたなら一旦、帰ってゆっくりしような?」


「うん。ねぇ…お散歩行きたい」


「そうだな。行くか」


丈瑠はゆっくり立ち上がる


そして手を差し延べた


あたしはニコッと笑って丈瑠の手を握る


「車椅子借りれるけど歩くか?」


あたしの身体の心配をする丈瑠


「車椅子ばっかりに頼りたくない。今日は歩く」


丈瑠の手を握ってたい


あたしは離れないように強く握りそれに気付いた丈瑠も強く握り返してくれた


「あら、二人とも今からお散歩?」


途中で千絵さんに声を掛けられる


「手なんて繋いじゃって仲良いのね。気をつけて行ってらっしゃい」


千絵さんはニコッと笑って去って行った