【完】優しい彼の温もりに包まれて

「大丈夫なのか?」


歯を磨きながらも心配してくれる丈瑠


「大丈夫。このくらいなら…」


なんて言いながらも丈瑠は心配らしくあたしの手を握った


“両利きで良かった…”と思って瞬間だった


歯を磨くのとハサミを使うのは左手なんだよね。


「さっ、寝るか」


丈瑠はベッドに寝転がる


「丈瑠も此処に寝るの?」


「淋しがり屋の瑠夏の隣に居てあげようと思ってな」


嬉しいけど…。


「狭いよぉ~」


なんて言いながらも丈瑠の隣に行ってしまうあたしって単純だ


「本当は嬉しいくせに。素直じゃねぇヤツ」


「フフッ。バレた?」


「俺に敵うと思ってんの?瑠夏のことならお見通しだけど?」


その笑みが怖い…!!


……丈瑠って意地悪だったっけ?