「…丈瑠、変わったね」


「そうか?」


「変わったよ…表情が穏やかになった」


自分じゃ気付かないんだよな


「本当はね…瑠夏ちゃんと友達になりたかったの」


「それ、本当か?」


「嘘はつかないよ。処分受けて考えてちゃんと反省したんだから」


そう言った美貴は本当に反省したようだった


「お前がやったことで瑠夏の心の傷は深い。」


「分かってるよ…そんなの。でも、瑠夏ちゃんと話しがしたい。謝りたいの。」


「瑠夏はお前を受け入れるのに時間がかかるかも知れない。それでも良いのか?」


美貴は小さく頷いた


「瑠夏のこと泣かせたら許さないから」


「分かってるって。あ~ぁ。あたしも瑠夏ちゃんみたいに愛されたい」


「じゃあ、行くか」


俺は美貴と一緒に瑠夏のところへ戻る