【完】優しい彼の温もりに包まれて

「とりあえず中に入って。瑠夏ちゃんは居るから」


光莉さんに促され部屋に入りソファーに荷物を置き瑠夏の近くに座る


「瑠夏、話ってなに?」


美春はゆっくり聞いた


「2人には話しておかなきゃいけないよね…光莉さん、あたしの代わりに話して下さい」


瑠夏の代わりに光莉さんが話し始めた


「実はね…」


光莉さんの話しを聞いて驚きを隠せないあたし達


「話すの怖かったの」


小さく呟いた瑠夏


「このことは丈瑠にはまだ話さないで欲しいの」


「どうしてですか?」


「あたしのせいで学校辞めるって言われたら申し訳ないから」


これは瑠夏なりの考えだな


「2人ともこんな話してごめんね」


「大丈夫。あたし達は離れないから…ねっ、捺稀?」


あたしは小さく頷いた