【完】優しい彼の温もりに包まれて

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瑠夏へ


コンビニで倒れたから家に連れて帰りました


後は食器とかも片付けておいたから


無理はするなよ


丈瑠

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やっぱり丈瑠が連れて来てくれたんだ


急に嬉しくなった


丈瑠からの置き手紙があるってだけで元気になれるあたしは単純だよね…


時計を見てみると9時半


何時間寝てたのかも分からない


寝る気にならないから気分転換に散歩でも行こう


着いたのは小さな公園


公園に1つしかないベンチに腰掛けた


「瑠夏ちゃん?」


……誰!?


声を掛けてくれたのは優一さんだった


「こんな遅い時間に何してるんだい?寒いだろ?」


優一さんは自分が着ているジャケットをあたしに掛けてくれた