【完】優しい彼の温もりに包まれて

……翌日


重い身体を一生懸命起こす


沙穂ちゃんは気持ち良さそうに眠っていた


あたしはというとぐっすり眠れなくて沙穂ちゃんの頭を撫でていた


このまま寝かせてあげておこう


とりあえず朝食を作ろ


「お姉ちゃん、おはよう」


しばらくして起きてきた沙穂ちゃん


「おはよう。ぐっすり寝れた?」


「うん。お姉ちゃん具合悪いんでしょ?ごめんね…沙穂のために。」


「大丈夫、沙穂ちゃんは気にしなくて良いよ。ご飯食べよ」


沙穂ちゃん用の小さな椅子買ってて良かった


でも、あたしは食欲がなかった


「沙穂ちゃん、おやつ買いにコンビニでも行こうか?」


気分転換にお散歩行こう


別れたのに丈瑠に会いたくなった


あたしは財布を持ち沙穂ちゃんを連れコンビニへ向かった


だけど、フラフラする


沙穂ちゃんには迷惑掛けられない