【完】優しい彼の温もりに包まれて

「お家にね…知らないお姉ちゃんが来たの。お兄ちゃん楽しそうじゃなかった」


沙穂ちゃんはゆっくり話す


だけど、途中で泣き出した


「おいで。あたしが傍に居るから…」


あたしは沙穂ちゃんを抱っこした


具合悪いけど今は沙穂ちゃんの傍に居よう


そっちの方が最優先


沙穂ちゃんを1人にさせたくない


~♪~♪~♪


「丈瑠からだ」


あたしは電話に出たが全て素っ気なく返した


“今から行く”って言われたけど会いたくなかったんだ


光莉さんに事情を話し沙穂ちゃんはそのまま此処に居ることになった


小さいのに我慢してたんだね


あたしに抱き着いたまま眠る沙穂ちゃん


ベッドへ寝かせるとあたしもそのまま沙穂ちゃんと一緒に眠ってしまった