捺稀には丈瑠と別れたことも話した


夜、遅かったのに電話したら家まで来てくれて…


涙で言葉にならないあたしの話しを最後まで聞いてくれた


具合悪くてご飯を食べなきゃいけないのに食べる気になれなくて…


ボーッとしてばかり


-----トントン


誰か来たのかな?


本当は今、誰にも会いたくないのに…


「はい。どちら様…」


「お姉ちゃん…」


そこに居たのは沙穂ちゃんだった


「暗い中を1人で来たの?」


沙穂ちゃんは小さく頷いた


「此処じゃどうにもならないし寒いから中においで」


夜遅いしあたしは沙穂ちゃんを中に入れた


「何か飲む?」


「いらない。お姉ちゃんが居れば良い」


これは何かあったな…

普段だったら沙穂ちゃんは寝てる時間だし