「さっ、気になるだろうけど仕事するか」


修司さんの一言で仕事を開始する


朱音が話しかけて来たりしたがそれを無視して仕事に集中した


「瑠夏?大丈夫か?」


気になって急いで瑠夏の傍に行く


まだ意識がはっきりしてないようだ


「起きれるか?」


俺は瑠夏を背負い沙穂と一緒に瑠夏の部屋に向かった


部屋はあの時のまま


だけど、食器類などは片付けられてなかった


意識が朦朧としたまま生活しているのか?


「やっぱりまだ好き…」


無意識に呟いているんだろう


強く抱きしめて来たから俺も抱きしめ返す


“俺も好き”って言いたいけど言えない


瑠夏が寝たのを確認し布団を掛け後片付けをして部屋を出た


……置き手紙を残して。