【完】優しい彼の温もりに包まれて

「ねぇ…?先輩。」


「なんだ?」


考え事をしていると小宮が話し掛けて来た


「あたし、バイト終わってから先輩ん家行ってみたいな」


本当は瑠夏以外連れて行きたくない


「あぁ、良いよ」


コイツを瑠夏だと思えばやっていけるのか?


「やった。楽しみ。じゃあ、戻りますね」


小宮は嬉しそうに去って行った


気分が乗らないまま授業を受けバイトをこなし約束の時間となってしまった


「先輩、お待たせしました」


待ってねぇけど…


「行くぞ」


俺は早歩きで進む


「早いですよー。ゆっくり歩いて下さい」


これが瑠夏だったらゆっくり歩いてる


「小宮、ほら」


俺は小宮の手を握り歩く


「苗字じゃなくて名前で呼んで?」


「朱音、早く行くぞ」


「はい!!」


本当、これが瑠夏だったら良かった