【完】優しい彼の温もりに包まれて

俺達はしばらくお互いに抱きしめたままで…


「ありがと。あたし、丈瑠のこと振り回してばっかりだったよね…ごめんね?バイバイ」


笑顔で送り出した瑠夏は強い。


俺は何も言わずに瑠夏の部屋を出た


本当は“行かないで”って言って欲しかった


でも、瑠夏は強がりだからそんなことは言わない


ましてや思ってることと逆のことをいう


俺は家へと向かうが帰る気にはなれなくてさ迷ってた


俺が出て行った後、瑠夏が悔しくて泣いていたなんて…


知るはずもない


家に帰ろうと思った時には日付が変わってて…


でも、瑠夏のことが気になって行ってみる


玄関の鍵は閉まっていた


これは瑠夏が寝た証拠


合い鍵を持っていた俺は瑠夏を起こさないように中に入った