【完】優しい彼の温もりに包まれて

「瑠夏ちゃん強がってたけど本当は寂しいんじゃないの?幼なじみや美貴ちゃんのことがあったから」


……それも分かってる


「2人のやり取りを見てられなかった瑠夏ちゃんを心配して捺稀が連れて行った。」


泣きそうな瑠夏を抱きしめてあげたかった


「それに具合悪かったらしくて救護室で休んでるよ」


やっぱり大丈夫じゃないじゃんか…


「行くんだろ?瑠夏ちゃんのとこ」


「あぁ…言われなくても行ってくる」


俺はそのまま救護室に向かった


----トントン


「どうぞ」


捺稀の声がして中に入る


「丈瑠君…瑠夏なら寝てるよ」


瑠夏は無理しすぎなんだよ


俺は瑠夏の頭を撫でようとした


…が、それは捺稀によって止められてしまった