【完】優しい彼の温もりに包まれて

「丈瑠先輩、少しお話しましょ?」


「お前と話すことはない」


「酷いなぁ…良いじゃないですか!!」


小宮は俺を誰も居ない場所へと連れて行った


「あたし、丈瑠先輩のことが好きなんです。瑠夏先輩と別れて付き合ってくれませんか?」


……はっ?いきなり?


「俺、瑠夏と別れる気ないんだけど?」


せっかくゆったりした時間が流れてたのに…


「別れて下さいよ。あたし瑠夏先輩に何するか分かりません」


「別れたからってどうなる?」


「別れてくれたら瑠夏先輩に危害は加えません。丈瑠先輩が居てくれるだけで充分ですから。」


なんて言いながら抱き着いて来た


瑠夏を守る為には別れなきゃいけねぇのかな?


何もしないとか言いながら何かしそうだ