【完】優しい彼の温もりに包まれて

「丈瑠先輩、おはようございます」


今、聞きたくない奴の声


瑠夏は反射的に俺の手を握った


だが、呆気なく小宮に解かれてしまった


無理矢理解かれることは瑠夏が嫌ってること


俺は瑠夏の手を引っ張ろうと思ったが捺稀によって止められてしまった


「捺稀?今日、バイト休みで寄るとこあるからちょっとついて来てくれるかな?」


これは瑠夏の強がってる証拠


それに気付いた捺稀は…


「瑠夏、圭輔行くよ」


と言って瑠夏の手を引き圭輔に瑠夏の荷物を持たせ俺を睨んで去って行った


「瑠夏先輩、行っちゃいましたね…捺稀先輩怖いな」


「お前が来るからだろうが。来なければこんなことにはならなかった」


俺は必死に小宮の腕を解こうとしたけど解けない