【完】優しい彼の温もりに包まれて

「ちょっとくらい良いじゃないですか!!あたしの相手して下さいよ」


「いつかな……」


“やった”と言ってる小宮を置いて自分の仕事をこなした


「丈瑠君、終わって良いよ。遅くまで働かせてしまってごめんな」


「いいえ…大丈夫ですよ」


なんて言いながらも瑠夏が心配だった


俺は急いで荷物をまとめた


「先輩、一緒に帰りましょうよ」


小宮は自分の腕を俺の腕に絡めた


「俺、急いでんだけど?」


小宮の相手してる暇なんてない


「帰るわ」


「また相手して下さいね。楽しみにしてます」


なんて言いながら手を振っていった


俺も急いで帰る


「ただいま」


挨拶をしてみるが瑠夏からの返事がない


テーブルの上にはカレーが置いてあった