「瑠夏、どうした?」


心配してくれる捺稀


「ううん…なんでもないの」


「皆揃ったかー?席に着け」


朝から元気な多川先生


「先生、ちょっと屋上行って来ます」


「顔色悪いみたいだな。気をつけろよ」


あたしは先生に一言告げると教室を出た


屋上に行く途中に美春に遭遇


「瑠夏、どうした?顔色悪いじゃん」


「ちょっとね…今から屋上行って来る」


「咲那のこともあるんでしょ?朝から元気無かったし。また親と喧嘩でもしたの?」


「うん…」


それ以上は言葉が出なかった


美春はあたしがお母さんと良く喧嘩することを知っている


だから、心配してくれてるんだ


「無理だけは禁物だからね」


美春はそれだけ告げると去って行きあたしも屋上へ向かった