【完】優しい彼の温もりに包まれて

「実頼、止めろ。これ以上、瑠夏を苦しめるな」


「苦しめる?私は本当のことを言っただけよ…」


「お前…」


「お父さん、もう良いよ。この家にはあたしの居場所はない。だから今から荷物纏める」


あたしは大急ぎで必要最低限のものをキャリーバッグに詰め込み家を出た


これからどうしようかな?


とりあえず丈瑠に連絡しよ


~♪~♪~♪~


「もしもし」


「丈…瑠?」


「どうした?元気ないな」


「あたし、どうしたら良い?」


もう分からない…


「何があった?」


「会いたい…会いたいよ」


「親父が仕事で近くにいるらしいからバス停に居な。事情は俺から話しとく」


泣きたいけど今は泣かない


泣くなら丈瑠の傍で泣きたい


あたしは暗い中をゆっくりと歩き始めた