【完】優しい彼の温もりに包まれて

「帰って来てもこの状態でしょ?だから嫌なの」


喧嘩はしたくないから


「私、貴女に愛情なんて注いでないし。此処が嫌なら出て行けば良い」


やっぱりそうか…


だから人の愛情なんて分からないんだ


「お前、自分の子供に向かってその言い方はないだろ?」


「どうして貴方はいつも瑠夏の味方ばっかりなの?」


「そんなこと言ったって瑠夏は俺達の子供だぞ?」


「子供だから何?この子は家に居ても何もしないじゃない」


「それは、お前が瑠夏を理解しようとしないからだ。不登校になった時だって怒ってばっかりだったじゃないか」


あたしは怒鳴り声を聞きたくなくてその場にしゃがみ込み耳を塞いだ


「瑠夏っ!!」


お母さんはあたしの方へ近寄ってくる