【完】優しい彼の温もりに包まれて

「さっ、少しは勉強しような?」


あたし達は勉強に取り掛かった


「丈瑠、此処は?」


「ここはな、この公式使うと分かりやすいぞ?」


なんて言いながら丁寧に分かりやすく余白に公式を書いてくれた


それから1時間くらいしてある程度メドがついた頃、多川先生がやって来た


「2人とも勉強は順調か?」


「はい。ある程度は終わりました」


「そっか。お前達は帰って良いぞ。」


「まだお昼前なのに良いんですか?」


一応聞いてみる


「あぁ、捺稀達は少し後に帰らせるつもりだ。瑠夏ぱバイトがあるだろ?」


「はい。行くつもりではいますよ」


「気をつけてな?丈瑠も帰って良いって笹川先生から許可が出た」


それだけ告げると重たそうな書類を持ち去って行った