【完】優しい彼の温もりに包まれて

「あんなに言っちゃって良かったの?」


「アイツはあのくらい言わなきゃ分かんねぇよ」


丈瑠の迫力には負けた


「その前に瑠夏は自分の心配しろ。なっ?」


急に口調が優しくなりあたしの頭を撫でる


「うん…やっぱり丈瑠は優しいよ」


「そうか?俺が優しいのは瑠夏だけだぞ?」


「そんなこと言わないでよ。嬉しくて泣きそ」


最近、涙腺緩いのに…


「泣け。勉強は落ち着いてからで良い」


あたしは思いっきり丈瑠に抱き着いた


「今日は甘えん坊だな?そんな瑠夏も可愛いけどね」


「だってぇ…」


丈瑠にしか甘えられないんだもん


「瑠夏の言いたいことは分かってるから」


優しく微笑みながらあたしの頭を撫でた


それが嬉しくて泣き出してしまった