【完】優しい彼の温もりに包まれて

「お兄ちゃーん、お帰り」


本を読んでいた沙穂が俺の存在に気付きやって来た


「ただいま。後で瑠夏の迎え行くか?」


「うん。行く!!」


瑠夏の名前を出したら急に笑顔になった沙穂


「じゃあ、準備してな?」


沙穂は嬉しそうにまた元の場所へと戻っていった


「母さん、しばらく瑠夏居ても大丈夫だよな?」


一応、聞いておかなければ…


「えぇ。いいわよ。丈瑠が昔連れて来た女の子だったら許可はしないけどね?」


実は母さんも親父も美貴のこと良く思ってなかったらしい


「瑠夏ちゃんは今までの子とは違うわ。私達でも分かるの」


瑠夏は気が利くもんな


「丈瑠が本気で愛した子だもの。私達も文句は言わないわ」


それから久しぶりに他愛のない話をして時間を潰した