リビングへ行くと親父が帰って来ていた


「帰ってたんだ」


新聞を見ている親父に話し掛ける


「おっ、丈瑠。ただいま。」


「母さん達は?」


「沙穗を寝かしつけに行ったよ」


…そっか。


食事を食べるために親父の目の前に座る


「学校はどうだったか?」


「また担任が同じだった。圭輔とも同じクラス」


「そっか。そういえばお前、彼女作る気ないのか?」


…何を言い出すかと思えば!!


「今は作る気ない。タイミングに任せるさ」


親父は俺が恋愛感情がないまま付き合ってることを知ってるから…


「タイミングか…俺は、お前が本気で好きになった奴なら良いと思うな」