「何が起きてんの?」


「何でも良いじゃん。ほっといて」


「放っておけるわけねぇだろ?」


いつの間にかこんなに痩せてるし


瑠夏が来ないから沙穂も拗ねてるんだよな


母さんだって心配してる


「別れたんだから丈瑠には関係ない」


俺は好きなのに…


すると瑠夏はその場にしゃがみ込んだ


「どうした?」


俺は瑠夏の目線に合わせる


「嫌っ!!」


気配を感じて後ろを振り向くと藤室と…


此処に居るはずのない美貴の姿


「美貴、お前…何で此処にいる?隣町の学校のはず…」


「最近、転校して来たの。また会えて嬉しい」


と言いながら自分の腕を俺の腕に絡める


瑠夏を見ると顔色は悪いし、しゃがんだまま小刻みに震えていた