「ちょっと行ってくるから食べててね」


優真さんは慌ただしく出て行った


しばらくすると戻って来た


「瑠夏ちゃん、お客さんだよ」


そこに居たのは捺稀だった


「おはよー。って瑠夏だよね?」


あたしの変わりようにびっくりしている捺稀


「変かな…?」


「可愛いー!!変わったね」


「捺稀ちゃん、こんな感じで良かったかな?」


捺稀に問い掛ける優真さん


「はい!!可愛すぎます」


お世辞でも嬉しい


「丈瑠君、びっくりするよ」


楽しそうな捺稀を見たらあたしまで嬉しくなった


丈瑠…か。


本当は丈瑠の隣に居たいけどあたしじゃ無理なのは分かってる


「さっ、学校行こうか?」


行きたくない気持ちが大きい中、捺稀に連れられ学校へ向かった