【完】優しい彼の温もりに包まれて

「今日はこのくらいにしといてあげる。楽しかったよ~」


それだけ告げると不気味な笑みを浮かべながら楽しそうに出て行った


「瑠夏?いつから続いてるの?」


捺稀も見てたんだった


「もう結構長いよ…」


もう捺稀には言っていいかな?


抱え込むの疲れちゃった


「実はね……」


あたしは捺稀に全てを話した


咲那達に虐められてること


丈瑠と別れた理由など…


話し終えた時には捺稀に縋り付いて泣いていた


「辛かったね。話してくれてありがとう」

あたしを抱きしめながら呟く


「瑠夏は1人で頑張りすぎなの。もう頑張らなくて良いからね?」


「でも、あたしと一緒に居たら捺稀まで虐められちゃうよ?」


だから、言わなかったのに…