【完】優しい彼の温もりに包まれて

「あたしと圭輔は戻るけど瑠夏はどうする?」


食べ終えた後、捺稀が聞いて来た


「あたし、ちょっと此処で休む。先生に言っといて」


「分かった。ゆっくり休みなよ」


捺稀と圭輔君は仲良く出て行った


「瑠夏…何かあった?」


あたしの隣に座り直した丈瑠が聞いて来た


「あれからお母さんと喧嘩しちゃった」


「だから、昨日の電話、元気無かったんだな」


やっぱり気付かれてたんだ


「寝れなくて。丈瑠が居なくて寂しかった」


ヤバい。つい本音が…


「何でもない。あたし寝るね?」


そのまま寝転がった


「瑠夏、そこじゃ日焼けするぞ。こっちにおいで」


あたしは丈瑠の横に行く


「おいで?寝れてないだろ?」


ニコッと笑って丈瑠に飛び付いた