「途中まで送る。荷物はこれだけか?」


「うん。ごめんね」


「謝らなくて良い。瑠夏はもっと甘えな」


こんなこと言ってくれるの丈瑠だけだよ…


「じゃあ、行くぞ」


光莉さんに挨拶して帰ろ


「光莉さん、家に戻りますね?」


「あら、そう?またおいでね。待ってるから」


「ありがとうございます」


光莉さんは優しく微笑んでくれた


「お姉ちゃん。抱っこ」


あたしは沙穂ちゃんを抱き上げた


「沙穂ちゃん、また来るね。」


「えぇ~もう帰るの?」


沙穂ちゃんは悲しそうな顔をした


「また遊びに来るから」


「絶対来てね。また沙穂と遊んで。」


あたしは笑顔で頷く


必死にお願いする沙穂ちゃんが可愛くて仕方ない