【完】優しい彼の温もりに包まれて

大人しく瑠夏に着いて行く


もちろん手は繋いだままだけど…


逸れたら困るから。


「此処だよ」


着いた先にはたくさんの子供服


「いっぱいあるな」


「此処はね、安いって有名なんだ」


その辺にある洋服の値段を見てみる


確かに安いかも…


1000円で買える物が多い


高くても2000円以内


瑠夏は楽しそうに洋服を選び出した


“いっぱいあって迷う”と呟きながら…


「沙穂ちゃんってどんな洋服着るの?」


「なんでも着る」


母さんが洋服好きだからなんでも着せてるんだよな


しばらくすると瑠夏は会計を済ませていた


「沙穂ちゃん、喜んでくれるかな?」


「瑠夏が買ってくれた物なら喜ぶさ。でも、何で洋服?」


他にもいろいろあったはず…