【完】優しい彼の温もりに包まれて

今日はバイトが休みらしくこれから瑠夏と買い物に行く予定


沙穂がもうすぐ4歳の誕生日なんだ


瑠夏とプレゼント探しに行くってわけ


「瑠夏、良いなぁ…今から丈瑠君とデートだなんて。羨ましい」


捺稀は圭輔を見ながら呟いた


「圭輔ってね、何処にも連れてってくれないんだよ~」


「お前、連れてってないのか?」


圭輔は“しまった”という顔をした


「当たりだな」


コイツ何かあったら舌を出すから


「だって、しょうがないじゃん?俺だって連れて行きたいんだけど居残りがな…」


「それは圭輔君が提出物を出してないからだよ」


瑠夏にも言われてるし…


「丈瑠君っ」


……げっ、来た


学校からの帰り道。


いつものように途中まで4人で帰ってたら藤室に遭遇してしまった