【完】優しい彼の温もりに包まれて

「お前、俺に殴られたいか?」


「いいえ。ごめんなさい」


圭輔は俺と捺稀には叶わないみたいだ



「丈瑠、終わったよ。これで良いよね?」


念のためチェックする


圭輔が静かになって1時間くらい経った頃、瑠夏が全てを写し終えた


「よし、良く頑張ったな」


俺は瑠夏の頭を撫でる


“エヘヘッ”と笑顔を見せる瑠夏が可愛くて仕方ない


瑠夏と接して感じたこと


それは“褒めてあげること”が大事ということに気付いたんだ


瑠夏は褒めれば伸びるタイプ


実頼さんとの喧嘩が多かったりで…


瑠夏は笑うことを忘れてたみたいだ


褒めてあげると今までに見たことのない笑顔で微笑んでくれた


笑うと更に可愛くなる


そんな瑠夏が好き


俺の隣で笑っててほしい