「瑠夏ちゃん、お風呂入りに行こうか?」


あたしの表情を見て悟ったのか…


「俺は此処に居る」


あたしは千絵さんに手を引かれお風呂場へ向かう


「丈瑠君って瑠夏ちゃんには優しいのね」


「ついさっき付き合い始めましたけど…」


千絵さんには報告したって良いよね


「本当?おめでと」


「ありがとうございます」


「良かった。丈瑠君って素っ気ないから光莉が悩んでたのよね。」


千絵さんと他愛のない話をしてお風呂に入り部屋に戻る


「丈瑠君、寝てるみたいね?」


部屋に入って見ると椅子に座ったままベッドに伏せて寝てる丈瑠の姿


疲れてるんだね


なのに、あたしの為に頑張ってくれて…


君は何処まで良い人なんですか?


あたしは丈瑠にタオルケットを掛けて丈瑠の寝顔を見ながら眠りに就いた