「いきなり好きって言うなんて不意打ちすぎるんだよ」


少し丈瑠の顔が赤いような気がする


「こんなあたしなんかでも良いの?」


「瑠夏だから良いの。俺、瑠夏しか見てないからな?」


“瑠夏しか見てない”って言われたら恥ずかしい


「不安定になること多いよ?」


「分かってる。俺が傍にいる」


「あたしを選んでくれてありがとね」


「こちらこそ」


あたし達は笑いあった


「強がらずに素直になろうな?」


ポンポンと頭を撫でる丈瑠。


凄く落ち着くんだ


丈瑠の前なら素直になれる気がする


「もう遅いし戻るか」


丈瑠は車椅子を押してくれた


部屋に戻るとテーブルの上に夕食がおいてあった


その夕食を食べ終えると千絵さんがやって来た