「ねぇ…丈瑠。1つ我が儘言って良いかな?」


「俺に出来ることならなんでもどうぞ」


----ドキッ///

「あのね…気分転換にお散歩行きたいの」


「確かに病室ばっかりだとつまらないもんな。連れて行ってやるよ」


「ありがと」


丈瑠をちょっと見る良い機会になりそうだ


「ただいま~。はいどうぞ」


捺稀はあたしにお茶を丈瑠にコーヒーを手渡した


「今日はこれくらいしか出来ないけど…今から買い出しに行かなきゃいけないの」


“本当はもっと居て話したいんだけど…”


と寂しそうに言っていた


「良いよ。顔出してくれただけで嬉しい」


「ほんと…?」


「もちろん!!」


「良かったぁ…じゃあね」


捺稀は慌ただしく帰って行った


「帰っちゃった…」


なんか寂しいな