「こんなこと毎日続いてるんです」


あたしは手や足の傷を見せた


「ずっと我慢してたの?」


「はい…親にも言えなくて。」


やばい…泣きそう


「泣きたいだけ泣きなさい」


あたしは光莉さんに縋り付いて泣き続けた


「落ち着いたかしら?」


「はい…ありがとうございます」


光莉さんはあたしが泣き止むまでずっと摩ってくれていた


「ねぇ…瑠夏ちゃん。貴女のお父さんとも話したんだけど…退院したら家に来ない?」


……えっ?


「休養も兼ねてだけど」


「良いんですか?」


「えぇ。もちろん。沙穂の面倒見て貰うことになるけど良いかしら?」


「はい。あたしで良ければ相手します」


それから光莉さんと他愛のない話をして過ごした