【完】優しい彼の温もりに包まれて

「なんであたし何でしょうか?他にもたくさん居るのに…」


「瑠夏ちゃんはありのままの丈瑠を見てくれたからじゃないかな?」


……えっ?


「丈瑠に寄って来てる女の子って偽った丈瑠しか見てなくて…あの子は素の自分を見て欲しかったの」


「光莉さんでも分かるんですか?」


「一応、あの子の母親だから…」


ちゃんと丈瑠のこと見てるんだ


聞きたいこと思い出した


「でも、あたしさっきみたいに不安定になること多いですよ?それでも良いのかな?」


「あの子は瑠夏ちゃんのことちゃんと考えてる…だから迷ってるなら丈瑠自身を見てあげて」


光莉さんのおかげでだいぶ気持ちも落ち着いた


「迷惑掛けちゃってすみません」


お世話になってばっかりだ…