【完】優しい彼の温もりに包まれて

「今日は私が居るよ。だから安心してね」


「ごめんなさい…ごめんなさい」


あたしは謝るしか出来なかった


「謝らなくて良いのよ。」


光莉さんは再びあたしを抱きしめてくれた


----トントン


「瑠夏、落ち着いたか?」


入って来たのはお父さん


「瑠夏ちゃんのお父さんですか?」


「はい、そうです。娘がお世話になってすみませんね」


「良いんですよ。こちらこそお世話になってますから」


光莉さんとお父さんは話を始めてしまった


あたしは外を眺める


「瑠夏、提案なんだが…お前一人暮らししてみるか?」


しばらくして掛けられた言葉


一人暮らしも良いかもしれないな…


家に居ると辛かったりするからね。