【完】優しい彼の温もりに包まれて

「なに?丈瑠が居るから良い人を演じるの?」


----バシッ


お母さんは思いっきりあたしを叩いた


朝っぱらから叩くんですか…


「あんたは何てこというの?」


「だって、そうじゃない。あたし分かるんだよ。あたし、居なくなれば良いんだね」


あたしはその辺にある物を投げた


「瑠夏、止めろ!!」


「いや!!離して!!」


「お願いだから止めてくれ」


物を投げ続けるあたしを丈瑠が止めてくれた


----トントン


「瑠夏ちゃん、大丈夫?」


入って来たのは光莉さん


「母さん…」


「どうしたの!?」


周りが散らかってるからびっくりしている


----トントン


今度は誰!?


出入り多いって…


「遅かったか…」


入って来たのはお父さん