【完】優しい彼の温もりに包まれて

「先生、これ何?」


「テキストとプリントそして数冊のノート。纏めるの好きって聞いてな。後、その中の1冊は日記帳として使ってくれ」


……何で日記?

そんなあたしの心を読み
取ったのか…


「病院でどんなことがあったのか知りたいんだ」


そういうことね


「後で捺稀が来るらしいから」


「捺稀が?」


「あぁ、瑠夏に伝えててって言われた。さっ、伝えることも伝えたし俺は帰るから」


さっきの千絵さんと同様、多川先生も慌ただしく出て行った


多川先生に貰ったプリントやテキストで時間を潰


でも、あんまりやる気が起きなくて途中で止めた


散歩したいなー


病室に篭りっぱなしだとつまんない


昼食もあまり食べる気にならず半分くらい食べて返却した