【完】優しい彼の温もりに包まれて

「また酷くなってるな」


ここ数日の起きてすぐ言う口癖


そのうちバレそう


なんて思いながらすることなくて外を眺めていた


----トントン


誰か来たみたい


「瑠夏ちゃん?」


聞き覚えのある声がして咄嗟に痣を隠した


「橋村さんと仁菜さん。来てくれたんですか?」


「あぁ、瑠夏ちゃんのお父さんから連絡入ってね。顔出ししなきゃって思ってたんだけどなかなか来れなくて…」


橋村さんにまで連絡行ったんだね


「お花買って来たの。花瓶に入れて良い?」


「仁菜さん、ありがとうございます」


綺麗なピンク色の花だった


これで少しは部屋も明るくなったかな


「バイトは落ち着いてからで良いよ」


橋村さんは優しい