【完】優しい彼の温もりに包まれて

「チビなんだ」


「チビって言わないで。これでも気にしてるんだからぁ」


そういって瑠夏は顔を埋めた


「ごめんって。女の子は小さい方が可愛いよ」


特に瑠夏はね…?


「さっ、寝ような?」


俺がそう言うと素直に布団の中に入った


「何かごめんね?遅くまで…」


「良いんだよ。家までは近いから」


「そっか…おやすみ」


しばらくするとリズム良く寝息が聞こえて来た


……寝たみたいだな。


俺は瑠夏に布団を掛け軽くキスをして病院を出た


「ただいま」


「あら、お帰りなさい。遅かったわね」


「いろいろと話してたんだ」


藤室のこともあるけど…


「母さん…この後、時間ある?」


あのことを母さんに話さなければ…